第41回 365日ずっと猫が一緒「きょうも猫日和 猫のいる歳時記」
暑さも一段落してきましたねー。
それもそのはず。暦の上ではもう9月。
9月最初の更新日、今回のご紹介は
加藤由子著「きょうも猫日和 猫のいる歳時記」の
ご紹介。ごゆっくりご覧下さい。
題名からエッセイだと思った方。
ハズレです。じゃあ小説?と思った方。
それもハズレです。
じゃあ何なんだと憤慨している方。
憤慨されると怖いので、早々に教えちゃいましょう。
よく、誕生石だとか誕生花とか、一年365日ずつ
解説してくれてる本がありますよね。
例えばマイ誕生日、4月21日の誕生石と誕生花は
アンダリューサイトとミヤコワスレ(紫)。
こんな感じで、1月1日から12月31日まで、
その日にちなんだ物事を紹介してくれる本。
4月21日情報↓
今回紹介する「きょうも猫日和 猫のいる歳時記」と
いう本は、そういう感じの本の、猫バージョン。
例えば1月3日。
この日って、1(ひと)3(み)で
「ひとみの日」=「瞳の日」なんですってね。
全然知りませんでした。
そうそう、この本はそういう意味でも
大変役に立つ本なんですよ。
1月8日で一か八か、勝負事の日。
1月25日、日本観測史上、最低気温を記録した日、など
いわば「日にちの雑学」とでも言いましょうか、
知ってるとちょっと役に立つっぽい雑学がてんこもり。
そういった雑学と合わせて、猫のことが知れるなんて
この本、かなりのお役立ちアイテムです。
話を1月3日に戻しましょうか。
1月3日は「瞳の日」ということで、
この日のページには、猫の瞳に関する
雑学・豆知識が載っています。
こんな感じで、その日にちに関する事と
猫を結びつけての、まさに「猫のカレンダー」
買ったその日から、一日1ページを楽しむも良し、
1月1日からちょっとずつ読み進めていくのも良し、
もちろん、最初からずいずいと読んでいくのも良し、
スタイルを問わずに読める、お手軽な本です。
この本の著者、加藤由子さん。
この名前、どっかで見たことありませんか。
加藤由子さんは、以前このコラムでも取り上げた
「雨の日のネコはとことん眠い」の著者でもあります。
だから安心なんです。
加藤由子さんだから安心。
外すことがありません。
長く猫本を漁っていると鼻が利いてくるのか、
この人が書いたものなら安心、という括りが
出来てきます。
私的に、その括りの中に入っている一人が、
この加藤由子さん。
ずばっずばっと切り捨てる、その小気味の良い物言いと
「うまいこと言うわね感」がクセになる、猫好きな方。
この方の書く猫のものは、外れません。
1年かけて猫に詳しくなるのも、
1日だけで猫に詳しくなるのも、
あなたの自由。
一年365日、いつも猫のことを考えている方におすすめな一冊。
今日も猫日和
猫の由来は、ネズミをとるから鼠子(10月22日、平安遷都の日)、ベトナムには、卯年の代わりに猫年がある(12月3日、カレンダーの日)、猫の世界に「夫婦」はない(11月22日、いい夫婦の日)…。起源は5000年前の古代エジプトと、意外と古い猫と人のおつき合いなのに、まだまだ知らないことばかり。1日ひとつ、豆知識を綴った猫のカレンダー。
次回は9月16日更新予定!次回も是非見てくださいね!